はじめに

 八木・宇田アンテナや富士山頂レーダーをはじめ日本が開発したアンテナには、 IEEE Milestoneに指定されるなど国際的にみても評価が高いものが数多くあります。 しかし、時代の変化と共にアンテナ自体の取り壊しや資料の散逸も目立ちはじめており、 アンテナ研究者ばかりではなく、この分野に関わる技術者にとって極めて残念な状況にあります。

 アンテナ伝播研究専門委員会では、次世代を担う技術者の教育・啓蒙を目的に、 後世に残すべき資料の調査を行なってきましたが、 「アンテナの歴史委員会」を平成12年5月に組織し、 既に評価が決まっているアンテナだけではなく、 将来の可能性も考慮しできうる限りの資料を保存することとしました。

お知らせ

アンテナの歴史年表データベース

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歴史チュートリアルワークショップ

2024年3月AP研第3回 2024.3.13
国内公衆無線通信用アンテナ技術の歴史」(堀 俊和)
レーダ・ポーラリメトリ技術の歴史と将来展望」(新潟大・産総研 山口 芳雄)
2023年3月AP研第2回 2023.3.15
移動伝搬モデルと確率分布:歴史と将来展望」(電通大・唐沢 好男)
開口面アンテナの歴史と将来展望」(茨城大・鹿子嶋 憲一)
2022年3月AP研第1回 2022.3.22
電磁界解析の歴史と将来展望」(農工大・宇野 亨)
携帯端末用アンテナの歴史と将来展望」(防衛大・森下 久)
信号処理アンテナの歴史と将来展望」(名工大・菊間 信良)

特別講演公開資料

2023年10月AP研アレーアンテナ研究の歴史散歩A・P研顧問 諸岡 翼氏
2022年10月AP研広帯域アンテナの研究と⽅向性NECプラットフォ−ムズ 倉本 晶夫氏
2022年1月AP研東京スカイツリー 地上デジタルテレビ放送用送信アンテナ加藤電気工業所 川上 春夫氏
エイチ・シー・ネットワークス 高野 俊幸氏
2018年7月AP研移動通信における信号処理アンテナの進展 ―アダプティブアンテナからMIMOシステムへ―北海道大学 小川 恭孝氏
2017年7月AP研ラジアルライン スロットアンテナ (RLSA)発明の背景と実用化の経緯東京工業大学 後藤 尚久氏
2015年1月AP研1970~80年代の反射鏡アンテナ研究金沢工業大学 牧野 滋氏
2013年7月AP研マイクロストリップアンテナ回想録東京農工大学 鈴木康夫氏
2012年7月AP研宇宙通信とパラボラKDDI研究所 野本真一氏
2012年1月AP研放送アンテナ技術の発展とスーパーハイビジョン時代への課題放送衛星システム(B-SAT) 正源和義氏
2010年11月AP研ワイヤレスブロードバンド時代に至るアンテナ技術の変遷福井大学 堀俊和先生

A・P研カレンダー

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