本研究では、埋め込み空間を従来の実ベクトル空間からリー群であるトーラスに変更することにより、従来の問題点の解決を試みた。" />

大会名称
2018年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2018
発行日
2018-09-12
セッション番号
2b
セッション名
ソフトウェア(2)
講演日
2018/09/19
講演場所(会議室等)
C棟C33
講演番号
IA-001
タイトル
TorusE: Knowledge Graph Embedding on a Lie Group
著者名
蛭子琢磨市瀬龍太郎
キーワード
知識グラフ
抄録
知識グラフは、現実世界の知識をコンピュータが読み取りやすい形で記述する一つの手段である。最近、様々な知識グラフが開発、公開されており、いろいろなシステムに応用されている。しかし、例えば、DBpediaやYAGOといった知識グラフは、膨大な量の知識を含んでいるにもかかわらず、多くの知識が欠落している。それらを人手で補完することは現実的ではないため、それを自動的に行うモデルが開発されてきた。
現在主流のモデルは、知識グラフをベクトル空間に埋め込むことで、知識グラフから特徴を抽出し、それを用いて新しい特徴を予測するものである。そういったモデルの一つであるTransEは、埋め込みの際に用いる"原理"と埋め込みの発散を防ぐための"正則化"が両立しない問題を抱えていた。
本研究では、埋め込み空間を従来の実ベクトル空間からリー群であるトーラスに変更することにより、従来の問題点の解決を試みた。
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