大会名称 |
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2017年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2017 |
発行日 |
2017-09-05 |
セッション番号 |
301 |
セッション名 |
東大・情報理工研究100連発 ~電子情報学専攻編~ |
講演日 |
2017/9/12 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
C-1-8 |
タイトル |
長谷川禎彦・研究10連発 |
著者名 |
長谷川 禎彦, |
キーワード |
抄録 |
生物には、物理学にあるような統一的な理論があまりないように思えます。しかし、現存する生物は例外なく「進化」という過程を経ているため、全ての生物システムは環境に対して高度に最適化されています。生物システムには多くの「Why?」が存在しますが、その問いに対する答えを最適化の観点から導き出すことが出来るのではないか、というのが研究テーマの一つです。例えば、体内時計と呼ばれる生体振動子の最適設計原理を明らかにすることが出来ます。生体振動子は正確に振動するとともに、外部の周期振動に同期する必要がありますが、この二つの能力はトレードオフの関係にあります。これらの制約付き最適化から、現存の生体振動子を説明することが出来ます。また、細胞の情報伝達においても、最適性の条件から、現存のシステムの特徴を説明することが出来ます。 |