大会名称 |
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2017年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2017 |
発行日 |
2017-09-05 |
セッション番号 |
106 |
セッション名 |
デジタルとアナ“ログ”の共創 -ログの先に見える未来- |
講演日 |
2017/9/13 |
講演場所(会議室等) |
第3イベント会場 |
講演番号 |
A-6-4 |
タイトル |
カンブリアンゲームとクラウドの無意識 |
著者名 |
安斎 利洋, |
キーワード |
抄録 |
「カンブリアン・ゲーム」はイメージがイメージを喚起し、分岐することで連想のグラフ構造を作る。Web上に写真の樹を作るコラボレーションとして、2002年から現在も継続し、多くの優れた連衆(メンバー)がかかわるムーブメントとなっている(http://cambrian.jp/)。しかしカンブリアン・ゲームは、多くの人々が共有する連想を集約するシステムとして働くわけではなく、むしろそこから逸脱し、なおかつ共感を得るぎりぎりの創発的エッジを探索する。これは、ときおりSNS上で自発的にくりひろげられる「大喜利」にもみられる力学である。人工知能研究が、連想強度の集積したビッグデータとニューラルネットワークの成功を得て演繹的推論 deduction から帰納的推論 induction に関心を移すなかで、何を推論すべきかを推論することまで含めた アブダクション abduction をどう構成するか。カンブリアン・ゲームはそのヒントを含んでいる。 |
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