大会名称 |
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2016年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2016 |
発行日 |
2016-08-23 |
セッション番号 |
103 |
セッション名 |
ポストムーア時代の計算プラットフォーム |
講演日 |
2016/09/09 |
講演場所(会議室等) |
第3イベント会場 |
講演番号 |
A-3-3 |
タイトル |
ポストムーア時代のコンピュータ・アーキテクチャ技術 |
著者名 |
井上 弘士, |
キーワード |
抄録 |
ムーアの法則の終焉は「電力の壁問題」をより深刻化する。ポストムーア時代において持続可能な性能向上を実現するためには、スケーリング則(消費電力一定下における動作速度と集積度の向上)に頼らないシステムの大規模化と多機能化が必須になるためである。この課題を解決するためには、「デバイス多様性」を考慮したアーキテクチャ設計が鍵となる。ここでデバイス多様性とは、①回路素子の違い(CMOS、ナノフォトニクス、超伝導素子、など)、②機能の違い(CPU、GPU、FPGA、など)、③特性の違い(製造上生じる周波数や電力のばらつきの影響)である。スケーリング則が破綻し、かつ、CMOS微細化限界を迎えたポストムーア時代においては、特性が異なる様々な種類のデバイスが大量に搭載されることとなり、これを如何に上手く活用しなければならない。本講演では幾つかの研究例を紹介しつつ、ポストムーア時代のコンピュータ・アーキテクチャ技術を展望する。 |