大会名称 |
---|
2015年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2015 |
発行日 |
2015/08/25 |
セッション番号 |
102 |
セッション名 |
人工知能のため標準問題としてのゲーム研究 |
講演日 |
2015/09/16 |
講演場所(会議室等) |
第3イベント会場 |
講演番号 |
A-2-4 |
タイトル |
サッカーにおける戦術モデリングとシミュレーション |
著者名 |
大森 隆司, |
キーワード |
抄録 |
サッカーのような集団ゲームにおける選手の行動予測は難しいが、その中にも一定の規則性はあり、我々は選手の行動をある程度予測できる。サッカーには物理的な制約も多く、選手の行動決定を定量的にモデル化できれば、人工的な手段でもある程度の予測は可能であろう。これこそが、集団戦術のモデル化という意味で人工知能のチャレンジである。サッカーでは、ボール保持者のパス戦術の選択と他の味方の選手の判断が同じになった時に、戦術的な行動が実現される。一方の敵味方間では、相手チームの戦術選択を予測してそれを妨害する。その際、味方同士は練習にした基づく他者の意図推定が、敵同士はフェイントなどの騙しがあり、サッカーとは集団行動の視点では意図推定とだましのゲームである。講演では、我々が行ってきたパスコース選択における物理制約のモデル化と、ロボカップサッカーシミュレーションリーグにおける試合データからの、ありうるモデル化について議論する。 |