大会名称
2014年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2014
発行日
2014/8/19
セッション番号
108
セッション名
時空間を制限したプライバシー情報保護活用のための社会基盤の構築に向けて
講演日
2014/09/04
講演場所(会議室等)
第3イベント会場
講演番号
108-4
タイトル
政府・自治体における個人データの「時効」とアーカイブ
著者名
古賀 崇
キーワード
抄録
公文書館(近現代的な公的アーカイブ)の運営においては、記録・情報の作成時には秘匿されるべきものであっても、「時の経過」とともに秘匿すべき事情が消滅し、公開してよい情報がある、とする考え方が、世界的観点でも定着を見ている。こうした「時の経過」=「時効」は、個人データについてはどの程度当てはまるだろうか。また、情報の性質自体が変化する中で、個人データの「時効」をどのように考えればいいのだろうか。本講演では、「忘れられる権利」をめぐる最近のアーカイブ関係者の議論も参照しながら、時間軸を意識したプライバシー情報・個人情報の保護・活用について、ささやかな問題提起を行いたい。