大会名称
2014年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2014
発行日
2014/8/19
セッション番号
108
セッション名
時空間を制限したプライバシー情報保護活用のための社会基盤の構築に向けて
講演日
2014/09/04
講演場所(会議室等)
第3イベント会場
講演番号
108-2
タイトル
話題提供とIDデータコモンズの可能性
著者名
曽根原 登
キーワード
抄録
携帯端末の高性能化や普及、TwitterやFacebookをはじめとするソーシャルネットワークサービスの台頭により、個人に関わる膨大なデジタルデータ(ライフログ)がインターネット上に蓄積されつづけている。一方で、蓄積されたライフログに対して、災害時や緊急時に必要となる個人情報や属性情報の利活用が困難になっており、通信を介して個人情報を利活用できる情報システムが求められている。本提案は、時間軸(災害時など特別な場合)、空間軸(実世界における特別な場所)におけるプライバシー情報保護活用基盤の構築について提案する。特に、時間軸におけるプライバシー情報保護活用基盤として、行政や民間と個人のライフログデータを連携させて一元管理し、ライフログ利用が自律的に地域分散で判断処理できる情報システムを提案する。具体的には、個人情報や個人属性情報を用いて、被災地のどこに誰が住んでおり、その人は子供か大人か、手助けのいる人か、あるいは寝たきりなのか、など適切な救援や救助計画を素早く策定する方法について議論する。