大会名称
2012年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2012
発行日
2012/8/21
セッション番号
110
セッション名
スパース信号処理の最前線
講演日
2012/9/6
講演場所(会議室等)
第2イベント会場
講演番号
A-10-5
タイトル
連続信号のスパースサンプリング:標本数はどこまで減らせるか?
著者名
平林 晃
キーワード
抄録
スパース性に着目した信号・画像処理の研究は比較的古くから行われていますが、近年の特徴の一つは、信号に含まれる本質的な情報のみを直接観測あるいは標本化しようとする取り組みが始められていることです。その代表例である圧縮センシングはスパースな高次元ベクトルを観測対象にしています。このベクトルが連続信号を標本化したものである場合、連続信号そのものにスパース性を導入すれば、高効率の圧縮標本化を実現できることがあります。本講演では、このような連続信号に対するスパース性の概念である「不確定率有限信号」を紹介し、このクラスの信号が「自由度の出現頻度(不確定率)」に非常に近い周波数で標本化・再構成されることを示します。そして、この研究の画像処理への応用事例を紹介し、今後の研究動向を展望します。