大会名称
2010年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2010
発行日
2010/8/20
セッション番号
5G
セッション名
音楽情報科学(2)
講演日
2010/09/08
講演場所(会議室等)
G会場(総合学習プラザ1F 第11講義室)
講演番号
E-032
タイトル
歌詞の構造に基づく楽曲の繰り返し構造推定
著者名
大野 将樹小川 卓人
キーワード
音楽情報処理, 繰り返し区間推定, 自然言語処理
抄録
本論文では、楽曲の繰返し区間を推定する手法を提案する。本論文が取り扱う楽曲の繰返し区間とは
、Aメロ、Bメロ、サビ(主題)、楽曲の1番、2番といった構造である。従来の楽曲の繰返し区間推定法は、音楽音響信号を用い、主にサビを検出することを目的
としていた。提案手法は、歌詞テキストの記述形式に着目し、全ての繰返し区間を推定する。近年、歌詞は、インターネット上の歌詞配布サイトから容易に入手可能であ
り、その記述形式には、一行あたりのモーラ数や改行など、楽曲の繰返し構造を表す特徴が数多く含ま
れている。提案手法は、歌詞記述者の繰返し構造の解釈を利用したものであり、より人間の認知に
近い構造推定が可能であると考える。
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