大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
8 |
セッション名 |
先進予防型健康社会の実現を目指したセンサ技術とネットワーク技術 |
講演日 |
2009/9/4 |
講演場所(会議室等) |
第1イベント会場 |
講演番号 |
8-10 |
タイトル |
健康度のわかる血管情報の可視化 |
著者名 |
白井 敦, |
キーワード |
抄録 |
伝統中国医学の診察法の一つに脈診がある.これは,患者の橈骨動脈に当てた指に感じる脈波により診察を行うものであり,簡便かつ非侵襲の診察方法であるうえに,西洋医学における疾病の他にも,臓器の弱り具合や免疫力の低下といった未病の診断も可能とされている.しかし,得られる情報量が膨大であるうえに個人差が非常に大きいため,脈診の科学的根拠は未だ得られていない.人体の血液循環系は閉ループを構成しており,血流は拍動流であるため,理論上,病変等による循環器系の変化は,何らかの形で脈波に現れる可能性がある.したがって,脈波より有用な情報を抽出することができれば,新たな診察法の確立に繋がると期待される. |