大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
8 |
セッション名 |
先進予防型健康社会の実現を目指したセンサ技術とネットワーク技術 |
講演日 |
2009/9/4 |
講演場所(会議室等) |
第1イベント会場 |
講演番号 |
8-9 |
タイトル |
先端超音波技術を用いた血管状態測定 |
著者名 |
長谷川 英之, |
キーワード |
抄録 |
動脈硬化症の進展にともない動脈壁が肥厚することから,頸動脈の内膜中膜複合体厚み(IMT)の計測による動脈硬化症診断が現在広く行われている.このIMT計測による動脈壁の形態的診断に加え,硬さ(弾性)の計測が行えるようになれば,より早期に動脈硬化症を診断できる可能性がある.著者らは,動脈壁の局所弾性特性を評価するために,心拍による血圧変化に伴う心一拍内の動脈壁微小厚み変化(径方向ひずみ)を超音波計測できる "位相差トラッキング法" を開発した.径方向ひずみと,動脈壁に加わる力として上腕においてカフにより計測された血圧を考慮することにより,頸動脈の弾性特性を非侵襲的に評価できる.本講演では,動脈壁の微小厚み変化を計測し弾性特性を評価できる "位相差トラッキング法" について概説する. |