大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
6 |
セッション名 |
ロボットの運動と視覚における新たな展開-脳神経科学との融合- |
講演日 |
2009/9/3 |
講演場所(会議室等) |
第1イベント会場 |
講演番号 |
6-2 |
タイトル |
昆虫とロボットの融合で探る脳神経科学 |
著者名 |
神崎 亮平, |
キーワード |
抄録 |
昆虫は微小な寸法という制限の中で,センサや脳神経系・身体を進化させ,さまざまな環境下で適応的にふるまう.昆虫に潜む感覚・処理・運動能力は「昆虫パワー」といわれ,その設計は哺乳類の複雑な脳神経系や,複雑化するロボットなどの機械システムとは対照的である.昆虫は脳神経科学のモデル生物として,また単純・高速・経済的なセンサや処理装置の技術開発にとって魅力的な手本であり,その設計には学ぶべきことは多い.講演では,カイコガをモデルとして,遺伝子・ニューロン・神経回路・行動にいたるマルチスケールの分析,分析結果のロボットによる実環境下での評価,さらには昆虫とロボットを融合した「生物-機械ハイブリッド」の構築を通して,昆虫パワーを理解し活用する研究を紹介する. |