大会名称 |
---|
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
1S |
セッション名 |
アドホックネットワーク |
講演日 |
2009/09/02 |
講演場所(会議室等) |
S会場(5号館4F 541教室) |
講演番号 |
M-058 |
タイトル |
キーを必要としないweak DAD |
著者名 |
中田 吉哉, 南葉 宗弘, |
キーワード |
MANET, DAD, アドレス割り当て |
抄録 |
MANET(Mobile Ad hoc NETwork)を構成する端末は自律分散的にふるまうため,IPアドレスを自動的に割り当てる仕組みが研究されている.ステートレスなIPアドレス自動割り当ては,アドレスを割り当てるまでの遅延時間が短いという利点があるが,潜在的なアドレス衝突を解決するためにDAD(Duplicate Address Detection)機構が必要となる.Vaidyaが提案したWeak DADは,IPアドレスと一意な識別子(Key)のペアをルーティングプロトコルの制御メッセージに組み込むことで受動的なDAD機構を実現している.しかし通信と記憶領域に関するオーバーヘッド増加が問題となる.そこで本稿はKeyを必要としないWeak DADを提案する.提案法では,各端末は近隣端末のIPアドレスとMACアドレスのペアをテーブルに記憶しておく.従って,受信したパケットのヘッダ内のアドレスとテーブル内のアドレスを比較することでアドレス衝突を検出することができる.Jist/SWANSを用いたシミュレーションにより,提案法がアドレス衝突を検出できることを確かめた. |
本文pdf |
PDF download (142KB) |