Motion TraceはGutwinらが提案したTelepointer Tracesの概念を
VCSに適用した映像効果であり,遠隔ユーザの過去の映像が
現在の映像に重ね合わされてローカルに表示される.
様々な構成の VCS に対して Motion Trace を適用可能にするため,
柔軟性,地点数のスケーラビリティを備え,レイテンシが極端に増加しないこと
を考慮して実装した.
パラメタの異なる複数のmotion tracesを用いて
被験者実験を行い,どのようにローカルユーザが遠隔ユーザの指差しを
認識するかを調査した結果,
特にユーザ間の位置関係が隣同士の場合に
motion traceが有効に作用した." />
大会名称 |
---|
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
1T |
セッション名 |
ナレッジマネジメントと会議支援 |
講演日 |
2009/09/02 |
講演場所(会議室等) |
T会場(5号館4F 542教室) |
講演番号 |
RM-011 |
タイトル |
ビデオコミュニケーションシステムにおいてジェスチャ認識を支援する映像効果の実装 |
著者名 |
梶 克彦, 山下 直美, 平田 圭二, |
キーワード |
Motion Trace, ビデオコミュニケーションシステム, 遅延映像, Optical Flow |
抄録 |
多くのビデオコミュニケーションシステム(VCS)では, 複数のカメラで撮影された遠隔ユーザの映像が ローカルの複数ディスプレイに表示されるため, 3次元情報である遠隔ユーザの身体的なジェスチャは2次元に ゆがめられる. このことは 遠隔ユーザのジェスチャを見落としたり,ジェスチャの認識を困難にさせる. 我々はこの問題を緩和する手法として""Motion Trace""を提案する. Motion TraceはGutwinらが提案したTelepointer Tracesの概念を VCSに適用した映像効果であり,遠隔ユーザの過去の映像が 現在の映像に重ね合わされてローカルに表示される. 様々な構成の VCS に対して Motion Trace を適用可能にするため, 柔軟性,地点数のスケーラビリティを備え,レイテンシが極端に増加しないこと を考慮して実装した. パラメタの異なる複数のmotion tracesを用いて 被験者実験を行い,どのようにローカルユーザが遠隔ユーザの指差しを 認識するかを調査した結果, 特にユーザ間の位置関係が隣同士の場合に motion traceが有効に作用した. |
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