大会名称 |
---|
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
2N |
セッション名 |
教育工学(2) |
講演日 |
2009/09/02 |
講演場所(会議室等) |
N会場(9号館3F 935教室) |
講演番号 |
RK-005 |
タイトル |
段階的な期限目標の設定による学習行動の変化 |
著者名 |
生田目 康子, |
キーワード |
教育工学, 行動科学, 段階的加点方式, 外的報酬, 自己決定理論 |
抄録 |
大学全入時代を迎え,学生の基礎学力の不足や学習意欲の低下などが深刻な問題になっている担当している授業では,近年課題の提出期限を守れない学生が増加してきた. 本研究では毎週の課題を期限内に提出することを目的とし,目標を達成した時点に加点する段階的加点方式を考案した.これらの加点は外的報酬に相当し,外発的な動機づけを用いた方式といえる. 担当授業に適用した結果,課題の期限内提出率は約10%向上した.授業評価アンケートの因子分析の結果,「課題遂行による成長の実感」,「学習仲間との交流増大」,「ポイント志向」の3因子を抽出できた(累積寄与率53.6%).これらの因子は自己決定理論による同一化や統合化の段階に相当し,外発的な段階よりも内発的な段階に近い位置づけとなり,本方式による学習への受容的態度が確認された. |
本文pdf |
PDF download (319.3KB) |