大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
7F
セッション名
ネットワーク
講演日
2009/09/04
講演場所(会議室等)
F会場(9号館2F 921教室)
講演番号
F-018
タイトル
経済データの長期記憶性に関するGranger理論の実証的研究
著者名
関本 信太郎森 康久仁松葉 育雄
キーワード
時系列解析, 長期記憶過程, ARモデル, time-series analysis
抄録
 経済をはじめとして様々な分野で,多数の時系列の和(または平均)をとった時系列が,その時系列の指標として用いられることは少なくない.例えば,日経平均株価は,東証一部に上場する銘柄のうち225銘柄の株価平均を算出したものである.
 ところが,このような和をとった時系列は,個々の時系列と異なった挙動を示すことがある.Grangerが示した理論によると,短期記憶過程である自己回帰(AR)モデルに従う時系列を多数集め,和(または平均)をとったとき,その時系列が自己回帰係数によっては,長期記憶性を示すことがあるとされている.
 しかしながら,この理論を実際のデータを用いて検証した例は報告されていない.そこで本研究では,実際の経済データを用いてGrangerの理論を実証的に示す.
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