大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
7F
セッション名
ネットワーク
講演日
2009/09/04
講演場所(会議室等)
F会場(9号館2F 921教室)
講演番号
F-016
タイトル
ランダムウォークと局所探索を導入したMMASによる二次割当問題の実験的検討
著者名
飯村 伊智郎石橋 賢中山 茂
キーワード
群知能, Ant Colony Optimization, ランダムウォーク, 局所探索, 二次割当問題
抄録
筆者らは先に,ランダム選択(RS)を導入したMAX-MIN Ant System(MMASRS)を提案し,組合せ最適化問題の中でも困難とされている二次割当問題(QAP)において有効であることを確認した.QAPには,ベンチマーク問題(QAPLIB)があり4つの問題クラスに分類されるが,全問題クラスにおいての有効性は未評価である.そこで本研究では,QAPLIBの全問題クラスを対象として従来手法であるMMASとの比較実験を通し,本手法の有効性を評価する.なお,アリの初期採餌行動に現れるランダムウォーク(RW)にアナロジーを得たことから,ここでは,RSをRWと,MMASRSMMASRWと称する.さらに,局所探索(LS)を導入し,RWとの併用による効果を検討する.計算機実験の結果から,本手法であるMMASRWがQAPにおいて有効な手法であることが確かめられ,さらにRWとLSとの併用により大幅な探索性能の向上が確認できた.
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