大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
7A
セッション名
プログラミング
講演日
2009/09/04
講演場所(会議室等)
A会場(9号館1F 911教室)
講演番号
A-030
タイトル
MLとC間の多相型外部関数インターフェース
著者名
上野 雄大大堀 淳
キーワード
C, ML, 外部関数インターフェース, 相互運用性, コンパイラ
抄録
本発表では,多相的な振る舞いをするC言語の関数を,ML系高階関数言語から多相関数として呼び出すためのインターフェースを提案する.いくつかのC関数は,ポインタ型のキャストが値不変であることを利用して,多相的な振る舞いをするよう記述されている.本発表では,このポインタのキャストによって実現される多相性が,計算機が直接提供する根源的な多相性であると捉え,Cと同様のポインタ演算を含む中間言語を形式的に定義し,その分析を通じて,MLの多相型とポインタのキャストによる多相性に対応を与え,C関数にMLの多相型を与えるための理論を構築する.本発表で報告するインターフェースの一部は,Standard MLの拡張言語SML#に実装され公開されている.
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