大会名称
2008年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2008
発行日
2008/8/20
セッション番号
6
セッション名
コンピュータ囲碁最前線
講演日
2008/9/4
講演場所(会議室等)
第1イベント会場
講演番号
6-3
タイトル
コンピュータ囲碁の現状
著者名
村松 正和
キーワード
抄録
コンピュータにとって囲碁は,探索範囲が広く,盤面評価も難しいので,チェスや将棋で培った技法があまりうまく働かず,長らく鬼門であった.ところが近年,今までとは全く異なるアプローチによるブレークスルーが生まれ,広まりつつある.それがモンテカルロ囲碁である.モンテカルロ囲碁では,確率的シミュレーション技法を用いることにより最善手を計算するが,その裏には精緻な理論と,大胆なヒューリスティクスがある.本講演では,コンピュータ囲碁に関する基本知識(従来手法を含む)を述べた後,モンテカルロ囲碁に関してその考え方,性質,現在の強さなどについて解説する.