大会名称 |
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2008年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2008 |
発行日 |
2008/8/20 |
セッション番号 |
18 |
セッション名 |
イノベータが語るオブジェクトの世界 -いかに生まれ,浸透し,そしてどこに向かうのか?- |
講演日 |
2008/9/4 |
講演場所(会議室等) |
第3イベント会場 |
講演番号 |
18-2 |
タイトル |
並列オブジェクト-その始まりと将来- |
著者名 |
米澤 明憲, |
キーワード |
抄録 |
まず,並列オブジェクトの着想を得るに至った頃の米国の計算機科学の研究状況について述べ,並列オブジェクトの概念について簡単に説明する.次いで,米澤グループによる,並列オブジェクトにもとづく言語の設計,形式的意味論,自己反映計算,超並列マシン上での処理系の実装等について述べ,また,どのような実際的な応用プログラムを作成したかを説明する.加えて,自立的にネットワークを移動するオブジェクト(モバイルオブジェクト)を実現したことについても触れる.このような研究開発で得られた技術や知見が,マルチコアチップが豊富に使われるようになり,プログラムの並列化が強く求められるような状況となった今日において,どのような応用的意味があるかを,リンデン社のセカンドライフの例を述べつつ,議論する. |