大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
9 |
セッション名 |
知財戦略を俯瞰する-技術経営から支援技術,知の構造化まで- |
講演日 |
2007/9/5 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
9-8 |
タイトル |
知の構造化と知財戦略 |
著者名 |
松島 克守, |
キーワード |
抄録 |
情報化時代は情報爆発の時代でもある.学術研究分野では研究の深化で縦割り構造の中に膨大な情報が発信され蓄積されている.知の爆発は知識の総量の増加という正の側面と同時に,研究者が細分化する専門分野の中で自己の研究のごく周辺部の知識すら十分に把握できず,周辺分野あるいは異分野の知の進展を取り込んだイノベーションの機会を潜在的に失っているという負の側面を持つ.また,学術研究成果は環境や医療といった課題解決の知恵として社会に還元されなければならないが,縦割り構造の中で爆発する知識はその期待に応えにくい.「知の構造化」の研究は学術知識を俯瞰的に認識する必要性から推進されておりその手法は,課題解決の現場への寄与のみならず知財の活用という知財戦略にも有効である.本講演では現在東京大学で推進されている,「知の構造化」プロジェクトから学術知識俯瞰マップの研究手法と例を紹介し,その応用について論ずる. |