大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
15 |
セッション名 |
人の居場所を探る -情報過多のネット時代における個倍化現象- |
講演日 |
2007/9/5 |
講演場所(会議室等) |
第4イベント会場 |
講演番号 |
15-5 |
タイトル |
閉会挨拶 |
著者名 |
田中 英彦, |
キーワード |
抄録 |
我々人間の身体は物理的には一つしか存在し得ないが,多様化する情報化社会の中でその存在や居場所は必ずしも一つではなくなってきている.ネット上の仮想空間で仮想の分身(アバタ)を持って生活したり,日常を忘れてくつろげる第三の場所を求めるサードプレイス志向が流行したりと,現代の人の居場所は多様化している.ネット上にさまざまなサイバーワールドが形成され,さまざまな場所でネット世界との接点が生まれ,そして,そのネット世界とリアルな世界が複雑に絡み合っている.本イベント企画では,昨今の混沌とした情報過多社会において,いかにして自分の存在や居場所が多重化する「個倍化(=個人が同時に複数の立場になれること)」の現象が起こったのかを探る.そして,この個倍化現象に影響を与えた仮想世界のデザイン,技術について議論する.本企画では,お二人の招待講演者をお招きし,ネット上の代表的三次元仮想空間サービスの一つである「Second Life」と,ネットとリアルを融合した新たな居場所を提供する「BarTube」についてご紹介いただき,実例からみた成功要因と現状課題の把握を行うとともに,将来の個倍化生活を展望する. |