大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
11 |
セッション名 |
大学の理系学部等における障害のある学生の支援 |
講演日 |
2007/9/7 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
11-4 |
タイトル |
聴覚障害のある学生の受け入れについて |
著者名 |
荒井 隆行, |
キーワード |
抄録 |
過去に聴覚障害のある学生を2名ほど受け入れた経験から,その支援について述べる.1名は大学入学から修士課程まで6年間,もう1名は社会人入学で博士課程4年間(1年休学)の在籍であった.大学のサポート体制としては,講義における情報保障としてノートテイクや手話ボランティアの仲介等があった.教員にも協力を呼びかけ,黒板を向いて話さない,口はハッキリと動かして話すなどを徹底していただく他,場合によっては補聴器用のFMワイヤレスマイクの使用をお願いすることもあった.専門の講義では数式が多く登場することもあり,特に大学院になるとボランティアは理系学生が中心となった.また研究室の中では,メンバーによるサポート(PC要約筆記を含む)が自然な形で行われ,チームワークにより国際会議を含む学会発表なども問題なく対応できた.研究室のメンバーの「伝えたい」「分かりたい」という気持ちから,バリアフリーな環境が自然に築かれた. |