大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
10 |
セッション名 |
教育・情報システム論文執筆ワークショップ |
講演日 |
2007/9/6 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
10-5 |
タイトル |
論文作成の課題,そして質疑応答 |
著者名 |
神沼 靖子, |
キーワード |
抄録 |
情報システムや教育システムの研究は社会や組織の活動と深く関わるために,人を巻き込むテーマが多い.このため,この分野の研究は技術の枠を越えて社会的な関心を強く反映したものとなる.人や環境に依存する度合いが大きいだけに,他者の追試や客観的な評価・考察が困難になり,主観的な主張に過ぎないと評価されることも少なくない.実務データをどのように抽象化するのかは課題となる.基礎理論より技術応用的な研究が多いことも事例報告論文の増加に繋がっている.事例研究であっても,実践記録だけでなく読者とって有用でしかも信頼性を検証できる内容を確保することが必要となる.このような実践フィールドを対象とした研究を論文化する場合の新規性,有用性,信頼性を高めることがこの分野の大きな課題である.そこで,これまでの特集号の編集を通して得られた知見をもとに,論文作成における問題点を整理して,如何に解決するかを考えることにしたい. |