大会名称 |
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2005年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2005 |
発行日 |
2005/8/22 |
セッション番号 |
21 |
セッション名 |
スパコン日本の時代は取り戻せるか |
講演日 |
2005/9/9 |
講演場所(会議室等) |
第4イベント会場 |
講演番号 |
U-6 |
タイトル |
スパコン日本の時代は取り戻せるか |
著者名 |
姫野 龍太郎, |
キーワード |
抄録 |
Top500に占める日本製コンピュータの割合は,90年代中頃までは目覚ましかったが,アメリカがASCIに力を入れてからはじり貧で,02年には地球シミュレーが首位を奪還したものの,これに続くマシンがなくその後凋落の一途を辿っている.Top500で用いられるLINPACK性能は単なる目安ではあるが,実際的なアプリから見ても日本製のコンピュータの活躍は少ない.HPCではデバイスやアーキテクチャが計算を規定するので,日本製に拘らず何でも輸入して計算科学技術を発展させればよいということにはならない.世界一位をとるかどうかはどうでもいいが,十分な数の日本製のコンピュータが上位を占めることが重要である.アメリカのHPCはベンチャから始まったが,かつて日本製で上位を占めたコンピュータは公的なプロジェクトで開発されたものであり,その技術はベンダにより商用化されて日本や世界の研究開発インフラで重要な役割を果たした.しかし近年アメリカがこのモデルを採用し日本を完璧に追い抜いた.今後日本はどのような戦略を取ればよいのか. |