大会名称 |
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2005年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2005 |
発行日 |
2005/8/22 |
セッション番号 |
3 |
セッション名 |
異文化コラボレーションシンポジウム |
講演日 |
2005/9/7 |
講演場所(会議室等) |
第1イベント会場 |
講演番号 |
C-3 |
タイトル |
機械翻訳へのユーザの適応と書き換えへの教示効果 |
著者名 |
山下 直美, |
キーワード |
抄録 |
近年,アジアを中心に,インターネット上で機械翻訳を用いて議論をするコミュニティを見かけるようになった.国際的な協調作業が年々増加する中,円滑なコミュニケーションを実現する機械翻訳の需要は今後も増加すると考えられる.ところが,機械翻訳は本来,新聞記事のように文語体で記述された文書を翻訳するために開発されてきたツールである.このため,機械翻訳システムをコミュニケーションの用途として用いると様々な問題が浮上する.例えば,誤訳による相互理解の破綻や,誤訳を回避するためにユーザに多大な負荷がかかることなどが挙げられる.これらの問題を解決し,機械翻訳がユーザ間のインタラクションでうまく機能するためには,翻訳精度の向上のみならず,実際のコミュニケーションの特徴を考慮に入れた支援機能を組み込む必要がある.本講演では,機械翻訳を用いて実際に行われたコミュニケーションを分析した結果を紹介し,機械翻訳を介した対話に必要と思われる支援方法について考察する. |