大会名称
2004年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2004
発行日
2004/8/20
セッション番号
9
セッション名
リコンフィギャラブル技術は役に立つのか?
講演日
2004/9/9
講演場所(会議室等)
第1サブメイン会場
講演番号
I-10
タイトル
パネル討論:リコンフィギャラブル技術は役に立つのか
著者名
荒川 文男
キーワード
抄録
現在,デジタル家電等に用いられているシステムLSIは,プロセッサコアと専用ハードによって製品が実現すべき処理能力をチップ上に実現している.プロセッサコアは最大で数GHzに達する高い動作周波数によって高い処理能力を提供しているが,主に電力の問題によって高周波数化が頭打ちとなりつつある.一方,専用ハードは目的の処理に対しては高性能であるが,他の処理には無力である.そして,多機能な製品を専用ハードで実現する場合には,専用ハードを多数搭載する必要がある.リコンフィギャラブル技術を用いると,特に演算処理において,プロセッサコアの汎用性と専用ハードの高性能の双方を高いレベルで実現できると期待されている.しかしながら,現状は面積が専用ハードの数倍から10倍程度あり,面積増に見合う魅力を提供できていない.本講演では,プロセッサアーキテクトの立場から,リコンフィギャラブル技術に対する期待や提言を述べる.