大会名称 |
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2004年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2004 |
発行日 |
2004/8/20 |
セッション番号 |
6 |
セッション名 |
ソフトウェアと,日本の社会〜特徴を強みに変えていくには〜 |
講演日 |
2004/9/7 |
講演場所(会議室等) |
第1サブメイン会場 |
講演番号 |
F-2 |
タイトル |
実証的ソフトウェア工学への取り組み |
著者名 |
松本 健一, |
キーワード |
抄録 |
システム構築の遅延や予算オーバーの問題に悩まされていないSI会社やソフト会社は皆無だと言っても過言ではない.顧客の要求が明確でない,カットオーバーまでの期日が短い,人材育成が追いつかない,等の問題がボディブローのようにシステム構築に大きな影響を与えている.エンドユーザにとっても,システム構築の失敗が経営を直撃する点では同じである.ソフトウェアの信頼性や生産性の研究は,ソフトウェア工学と呼ばれる分野において行われてきたが,その多くは,方法論やツールを個別に提示してきたに過ぎない.こうした状況を打破すべく,ソフトウェア開発に関するプロセスやプロダクトのデータを収集,分析し,信頼性や生産性の改善に役立てようという実証的ソフトウェア工学の研究や実践が盛んになってきている.本パネルでは,実証的ソフトウェア工学の意味や動向を紹介すると共に,日本のソフトウェア産業を強くする一助となりうるか議論したい. |