大会名称 |
---|
2023年 総合大会 |
大会コ-ド |
2023G |
開催年 |
2023 |
発行日 |
2023-02-28 |
セッション番号 |
B-20 |
セッション名 |
無線電力伝送 |
講演日 |
2023/3/7 |
講演場所(会議室等) |
2号館 2308教室 |
講演番号 |
B-20-18 |
タイトル |
MIMO無線電力伝送システムにおける位相復元を用いたZ行列推定の実験評価 |
著者名 |
◎△小渕大輔, 成末義哲, 森川博之, |
キーワード |
無線電力伝送, MIMO伝送, Z行列推定, 位相復元 |
抄録 |
複数送受電器を用いるMIMO無線電力伝送システムは,電力伝送効率の向上や各受電器への送電電力の調整,漏洩磁界の低減等の目的に応じた高度な制御を実現できる.これらの制御は回路特性を表現可能なZ行列に基づいており,$Z$行列推定はMIMO無線電力伝送システムに不可欠である.著者らは,整流器出力の直流電流が受電器交流電流の絶対値を用いて表現できることに着目し,直流電流に対して位相復元を適用し,その復元結果をもとに送受電器間の同期不要かつ受電器の交流電圧・電流測定不要なZ行列推定手法を提案した.提案手法について,数値シミュレーションにおいて高い精度でZ行列を推定できることを既に確認している.しかし,数値シミュレーションでは,測定誤差等を考慮できていないため,実験によって提案手法を評価する必要がある.本稿では,2 × 2 MIMO無線電力伝送システムを実装し,複数の異なる条件でZ行列推定を行った結果を報告する.提案手法により推定したZ行列に基づき送電器を制御した場合の電力伝送効率は,測定したZ行列に基づき計算される理論上の最大効率と比較して差が1%以内に収まることを確認した. |
本文pdf |
PDF download
|