大会名称
2023年 総合大会
大会コ-ド
2023G
開催年
2023
発行日
2023-02-28
セッション番号
A-13
セッション名
ITS
講演日
2023/3/7
講演場所(会議室等)
3号館 3307教室
講演番号
A-13-12
タイトル
V2X通信端末の普及率を考慮したV2Vユースケースの基礎検討
著者名
○丸小倫己徳安朋浩神保雄祐井原 武
キーワード
SIP協調型自動運転ユースケース, 渋滞時の非優先道路から優先道路への進入支援, V2X, 端末普及率
抄録
近年、車があらゆるものと接続するV2X(Vehicle toEverything)通信を活用したコネクテッドカーの実現が期待されている。2020 年に、V2X通信を活用した協調型自動運転ユースケースが、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)にて明確化され、より詳細な検討が望まれている。その中で調停を必要とするユースケースでは、調停を行う全車両がV2X通信端末を具備する必要があるため、普及率に大きく影響を受ける可能性がある。前記ユースケースの早期実現に向けては、普及率が低い場合でも調停を実現する方法の検討が重要となる。本稿では、車車間(V2V)通信による調停の実施を想定する「渋滞時の非優先道路から優先道路への進入支援」を対象に、調停レンジを拡大させた場合のV2X通信端末の普及率毎の調停の実現性を計算機で評価した。結果、調停レンジの拡大により調停の実施確率が改善されるが、優先道路の車の平均待ち時間が増加することがわかった。
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