大会名称
2021年 ソサイエティ大会
大会コ-ド
2021S
開催年
2021
発行日
2021/8/31
セッション番号
C-8
セッション名
超伝導エレクトロニクス
講演日
2021/9/16
講演場所(会議室等)
Meeting 20
講演番号
C-8-4
タイトル
断熱量子磁束パラメトロン回路のゲート間配線における伝送線路効果の検討
著者名
◎浅井和人竹内尚輝山梨裕希吉川信行
キーワード
超伝導集積回路, Josephson素子, AQFP, 相互接続, 伝送線路, ダンピング抵抗
抄録
我々は超伝導集積回路の一つである断熱量子磁束パラメトン (adiabatic quantum-flux-parametron; AQFP) 回路の研究を行っている。AQFP回路は静的な消費電力がなく、スイッチングの際にエネルギーポテンシャルを断熱的に変化させることで動的な消費電力を劇的に減少させることが可能である。したがって、CMOS回路と比較すると5 - 6桁程度低い消費電力で5 - 10 GHzの高速動作が可能である [2]。我々は、AQFP回路を用いた大規模回路設計を目指している。そこでより正確なディジタルシミュレーションモデルを考えるにあたりAQFP回路の配線間遅延を考慮する必要性がある。そのため、AQFP回路の配線として伝送線路モデルを用いた場合の影響を検討している。今回は、AQFP回路の配線として伝送線路を用いた場合の動作シミュレーションを行い、反射効果を安定化させるための方法を調査し、配線長と動作の関係を調べた。
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