大会名称
2021年 総合大会
大会コ-ド
2021G
開催年
2021
発行日
2021-02-23
セッション番号
C-12
セッション名
集積回路
講演日
2021/3/10
講演場所(会議室等)
Meeting 9
講演番号
C-12-23
タイトル
ミリ波帯CMOS多段電力増幅回路の付加電力効率の改善
著者名
○伊藤 駿吉田 毅天川修平藤島 実
キーワード
ミリ波, 電力増幅回路
抄録
QAM(quadrature amplitude modulation)方式では,十分なバックオフを設けた線形電力増幅器が用いられる.しかしバックオフの確保は付加電力効率(PAE)の低下につながる.つまり線形性とPAEの間にはトレードオフの関係があり,線形性を維持しつつ高効率化を実現する技術が要求される.一般に,多段化された電力増幅器では最終段のPAEのみ最適化され,前段のPAEについては考慮されない場合が多い.しかしミリ波帯では前段のPAEも全体のPAEに大きく影響を与えてしまう.そこで本研究ではいかにして各段増幅器のPAEを最適化するか検討を行った. 今回の検討では各段増幅器の入出力アドミタンスをゲート幅の関数とすることで各段の圧縮利得を制御し,後段ほど圧縮利得が大きくなるようスケーリングすることで,線形性を維持したままPAEを改善させることができた.
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