大会名称
2021年 総合大会
大会コ-ド
2021G
開催年
2021
発行日
2021-02-23
セッション番号
B-5B
セッション名
無線通信システムB
講演日
2021/3/9
講演場所(会議室等)
Meeting 14
講演番号
B-5-119
タイトル
IEEE 802.11ax無線LAN における高優先フレーム保護手法
著者名
◎大谷花絵岸田 朗井上保彦永田健悟淺井裕介鷹取泰司
キーワード
IEEE 802.11ax, Spatial Reuse, DSC
抄録
IEEE 802.11無線LANでは,複数BSSが同一周波数で運用され地理的に重複配置されたOBSS環境において,AP/STAが他局からの干渉信号により過度な通信抑制を行う「さらし端末問題」が課題となる.この影響低減の為,IEEE 802.11axドラフトでは,他BSSのAP/STAが送信したフレームのキャリアセンスの電力閾値 (CCA閾値) を自BSSのそれより高く設定し面的周波数利用効率を高めるSR (Spatial Reuse) 機能が規定された.しかし,SRでは他BSSの送信フレームの優先度種別は確認しない為,あるBSSの高優先通信に対し他BSSの低優先通信が影響を与え,高優先通信の伝送遅延を増大させる場合がある.本稿では,高優先フレームに対しては他BSSの通信であっても自BSSと同等のCCA閾値を用いることで保護を行う選択的CCA閾値設定法を提案し,計算機シミュレーションにより効果を示す.
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