大会名称 |
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2021年 総合大会 |
大会コ-ド |
2021G |
開催年 |
2021 |
発行日 |
2021-02-23 |
セッション番号 |
B-5A |
セッション名 |
無線通信システムA |
講演日 |
2021/3/9 |
講演場所(会議室等) |
Meeting 13 |
講演番号 |
B-5-14 |
タイトル |
MIMO Sphere Decodingへの判定帰還型伝搬路推定の適用に関する一検討 |
著者名 |
◎丸山優貴, 菅沼碩文, 前原文明, |
キーワード |
MIMO, Sphere Decoding, 移動通信, ストリーム間干渉, 判定帰還型伝搬路推定 |
抄録 |
複数アンテナによる空間多重伝送を可能とするMIMOは,無線通信の大容量化に極めて有効である.MIMOの信号検出手法の一つであるSD (Sphere Decoding) は,計算量を抑えつつ,最尤検出 (MLD) と同等の良好な伝送特性を達成できる一方で,移動通信に適用した場合,端末移動性に起因した伝搬路変動によりストリーム間干渉が発生し,伝送特性が大幅に劣化するといった問題がある.本稿では,MIMO SDの移動通信適用時における伝送特性劣化の克服を目的として,判定帰還型伝搬路推定 (DFCE)によりストリーム間干渉を低減する方式を提案する.具体的には,MIMOでは,受信信号が自ストリームの他,他ストリームの信号も多重受信される点を考慮し,各ストリームの受信信号を,他ストリームの過去の伝搬路推定値と現在の送信信号判定値から得られる干渉信号レプリカを多重受信信号から減算することにより取得し,それに対して,DFCEの実行を図るものである.また,提案方式の有効性を,DFCEを適用しない通常方式を比較対象にとって,計算機シミュレーションにより評価する. |
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