大会名称 |
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2020年 総合大会 |
大会コ-ド |
2020G |
開催年 |
2020 |
発行日 |
2020-03-03 |
セッション番号 |
A-9 |
セッション名 |
ワイドバンドシステム |
講演日 |
2020/3/18 |
講演場所(会議室等) |
総合科学部 K棟3F K303講義室 |
講演番号 |
A-9-23 |
タイトル |
干渉光を雑音として利用した確率共鳴現象によるフォトダイオード型可視光通信の一検討 |
著者名 |
◎高木雅史, 荒井伸太郎, 山里敬也, 羽多野裕之, 齋藤将人, 田中宏哉, 田所幸浩, |
キーワード |
可視光通信, 確率共鳴, フォトダイオード, LED |
抄録 |
可視光通信とは,人間の目に見える光を利用してデータを送信する無線通信技術のことである.本研究では,LED を送信機に,フォトダイオード(PD)を受信機に用いた PD 型可視光通信システムに注目する.PD 型可視光通信の特徴は,PD の持つ高速応答性能による高速通信が実現できる点にある.しかしながら,PD のもつ独自の受光感度範囲外にあるような微弱光は検知されず通信が困難になるという問題がある.そこで微弱光を検知する方法として確率共鳴を利用した受信機に注目する.確率共鳴とは,適切な強度の雑音を入力することでシステム性能が向上する非線形現象である.平岡らの研究では,電波における微弱な所望信号波形の検知に,その信号に干渉する波形を雑音として利用した確率共鳴現象を用いている.この平岡らの先行研究を基に,PD型可視光通信においても確率共鳴現象を利用することで所望の信号波形を検出できると考えた.本研究では,簡易な可視光通信の実験システムと確率共鳴受信機を構築し,微弱な所望信号の光の検出を,所望信号と干渉する光(干渉光)を利用した確率共鳴現象によって実現できるかを検討する. |
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