大会名称
2019年 ソサイエティ大会
大会コ-ド
2019S
開催年
2019
発行日
2019/8/27
セッション番号
B-5A
セッション名
無線通信システムA
講演日
2019/9/11
講演場所(会議室等)
C棟 4F C402講義室
講演番号
B-5-27
タイトル
ネットワークMIMO-OFDMにおける理論システム容量を用いたGI長制御法
著者名
◎菅沼碩文齋藤周平丸小倫己前原文明
キーワード
ネットワークMIMO, OFDM, シンボル間干渉, ガードインターバル, 理論的アプローチ
抄録
MU-MIMOをベースとしたネットワークMIMO-OFDMでは,複数ユーザの同時伝送が必須となることから,シンボル間干渉 (ISI) の影響を回避すべく,全ユーザのマルチパス遅延を超えるガードインターバル (GI) 長の設定が必要となる.ところが,セル半径が大きいネットワークMIMO-OFDMでは,同時送信する複数のユーザ間で,信号の到着時間差 (TDOA) に差異が生じることから,TDOAが小さいユーザにおいて実効的にオーバーヘッドが増加し,伝送効率が低下する問題がある.本稿では,ネットワークMIMO-OFDMの伝送効率の向上を目的として,全ユーザの伝搬路情報 (CSI) を用いて,GI長を変化させたときのシステム容量を相関演算により理論的に把握するとともに,システム容量が最大となるようGI長を制御する方式を提案する.提案方式は,通常のISIの影響を完全に抑圧することを目的としたアプローチとは異なり,ISIの影響を一部許容した上で,システム容量が最大となるGI長を選択することを特色としている.また,提案方式の有効性を,最大マルチパス遅延をベースとした通常方式を比較対象にとって,システム容量の観点から計算機シミュレーションにより評価する.
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