大会名称
2019年 ソサイエティ大会
大会コ-ド
2019S
開催年
2019
発行日
2019/8/27
セッション番号
B-5A
セッション名
無線通信システムA
講演日
2019/9/10
講演場所(会議室等)
C棟 4F C402講義室
講演番号
B-5-14
タイトル
周波数共用のための全二重中継機の組合せ選択による干渉抑制法
著者名
◎大宮 陸村上友規石原浩一林 崇文鷹取泰司
キーワード
周波数共用, 全二重中継機, 干渉抑制
抄録
スマートフォンなどのモバイル端末が爆発的に普及するとともに,モバイルのトラヒック量は増加し続けている.無線トラヒックと端末を収容するために,既存の一次無線局に支障を来さない範囲で「空き周波数」を検出し,二次的に周波数を利用する周波数共用技術は,有力なアプローチの一つである.従来研究では,全二重中継機を組み合わせて用いることで,既存無線局に対する干渉電力を一定値以下に抑えながらも,二次利用する無線局のSNRを改善できる手法が提案されているが,評価に用いている中継方式が計算コストのかかるDecode-and-Forward形である.将来的にIoTなどが普及し,計算能力が高くない端末も中継機として利用していくためには,より低負荷な中継方式での特性を明らかにする必要がある.そこで本稿では,最も計算コストが低い中継方式であるAmplify-and-Forward型の全二重中継機を組合せることで,既存無線局への干渉電力をノイズと同レベルまで低減でき,かつ二次利用する無線局の伝送容量を増大できることを示す.
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