大会名称 |
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2018年 ソサイエティ大会 |
大会コ-ド |
2018S |
開催年 |
2018 |
発行日 |
2018/8/28 |
セッション番号 |
CI-2 |
セッション名 |
人工知能と材料・デバイス |
講演日 |
2018/9/13 |
講演場所(会議室等) |
自然科学本館 2F 208講義室 |
講演番号 |
CI-2-1 |
タイトル |
マテリアルと知能:分子ネットワークによる情報デバイスの構築 |
著者名 |
松本卓也, |
キーワード |
神経模倣デバイス, 非線形素子, ヒステリシス特性, 確率共鳴, リザーバ計算, 電子トンネリング |
抄録 |
分子エレクトロニクスは、当初、他の技術で実現困難な微小で高密度なデバイスを実現する手段として大きな期待を集めていた。しかし、分子が微小であることに実用的な意味を見出すのはもはや困難である。単一分子素子の間を微細加工技術により配線するのではなく、むしろ、分子が持つ自己組織性やネットワーク構築能力など、半導体には無い能力に注目すべきである。これらの特質は、ニューラルネットワークや自然計算と馴染みが良く、人工知能の進歩とともに次第に明らかになってきたノイマン型計算システムの限界を超えるキーテクノロジーとなる可能性を秘めている。このような、ニューラルネットワークや自然計算につながる神経模倣型の情報処理に必要な物性は、高い伝導度や移動度ではなく、急峻な非線形特性やヒステリシス特性である。本講演では、(1)分子による非線形性およびヒステリシス特性発現と、(2)分子非線形ネットワークの構築について紹介する。 |
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