大会名称 |
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2018年 総合大会 |
大会コ-ド |
2018G |
開催年 |
2018 |
発行日 |
セッション番号 |
B-20 |
セッション名 |
ヘルスケア・医療情報通信技術 |
講演日 |
2018/3/21 |
講演場所(会議室等) |
2号館 7F 2704教室 |
講演番号 |
B-20-10 |
タイトル |
心臓ペースメーカーのための94GHzミリ波帯を利用した経皮エネルギー・情報伝送 |
著者名 |
○小林宏明, 山本隆彦, |
キーワード |
心臓ペースメーカー, 94GHzミリ波, スロットアレーアンテナ, マイクロボロメーター, 経皮エネルギー伝送, 経皮情報伝送 |
抄録 |
94GHzミリ波帯を利用した埋め込み型の超小型アンテナを採用し、経皮エネルギー・情報伝送を可能とする心臓ペースメーカーを提案する。二次電池を内蔵しているので、定期的な開胸手術が不要となり、患者の精神的負担の軽減にもつながる。例えば、患者が就寝中に充電を完了できれば、日中は普通に生活しながら生命を維持し、外出先でも様々な生体情報を無線LANによる遠隔管理が可能となり、QOL(Quality of Life)の向上、さらに、将来的にIoT(Internet of Things)スマート社会への参入も期待できる。アンテナにはスロットアレーアンテナを採用し、経皮損失を抑えるためにアンテナ表面までの皮膚の厚みを5mm程度としている。94GHzミリ波帯でのシミュレーションの結果、皮膚の透過率を0.1と仮定すると、患者が毎日1回の頻度で充電した場合、患者の就寝中に8時間で充電を終了できる送信出力は、検出器にビスマスマイクロボロメーターを採用した場合、最低3W必要になることがわかった。今後は、エネルギー変換効率の高い素子を選択し、送信出力の低減及び充電時間の短縮を目指す予定である。 |
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