大会名称 |
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2017年 総合大会 |
大会コ-ド |
2017G |
開催年 |
2017 |
発行日 |
セッション番号 |
C-12 |
セッション名 |
集積回路 |
講演日 |
2017/3/25 |
講演場所(会議室等) |
共通講義棟南 403 |
講演番号 |
C-12-27 |
タイトル |
クロック電流制御、トランスミッションゲートを用いたCMOSマスタースレーブ型D-FFによる識別再生回路の性能評価 |
著者名 |
○大川典男, 小林遥希, |
キーワード |
識別不確定幅, DPI, マスタースレーブ, トランスミッションゲート, クロック電流制御 |
抄録 |
ディジタル受信回路を構成する識別再生回路の性能指標は、消費電力と動作速度だけでなく、規定の符号誤り率特性が得られる入力電圧を表す識別不確定幅を考慮する必要がある。消費電力と動作速度、識別不確定幅の3つの特性パラメータを考慮した性能指標DPIを用いて、今回検討したD-FFと従来のマスタースレーブ型D-FFについて、識別再生回路としての比較評価を行った。検討回路は、フロントエンド部では信号データの過渡状態時に差動対に流れる電流がOFFとなるよう2倍の速度のクロックでON/OFFし、D-ラッチ部では信号データ速度によらずデータを保持するため、トランスミッションゲートを用いて構成した。検討回路と従来回路をDPIを用いて比較すると、検討回路のDPIは動作速度によらず変動が比較的小さいが、従来型回路では、DPIが動作速度に比例し、低速動作領域では検討回路が有利であることが明らかとなった。また、検討回路の方が高い速度で動作することも明らかとなった。 |
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