大会名称 |
---|
2017年 総合大会 |
大会コ-ド |
2017G |
開催年 |
2017 |
発行日 |
セッション番号 |
C-12 |
セッション名 |
集積回路 |
講演日 |
2017/3/25 |
講演場所(会議室等) |
共通講義棟南 403 |
講演番号 |
C-12-20 |
タイトル |
時間インターリーブA/D変換器における3次高調波歪みの低減手法 |
著者名 |
◎宮腰佳祐, 吉尾恒洋, 高橋知也, 木原崇雄, 吉村 勉, |
キーワード |
A/D変換器, 時間インターリーブ, 3次歪み |
抄録 |
アナログ信号をデジタル信号に変換する際、A/D変換器(ADC)がもつ非線形性により、出力に高調波歪みが現れ、ADCのSFDR( スプリアスフリーダイナミックレンジ )を低下させる原因となる。本研究では、ADC出力後の歪みの検出から低減までをデジタル回路のみで行うことで、歪みの低減に伴う変換速度の低下とコスト増を解決する。時間インターリーブADC(TI-ADC)における歪みの影響について述べた後、最も影響の大きい3次高調波歪み(3次歪み)を低減する手法を示す。MATLAB/Simulinkを用いて、TI-ADC構成と低減構成の出力スペクトルをそれぞれシミュレーションした。この結果から、TI-ADCにおいて3次歪みが基本波の近くに生じていること、また提案構成により3次歪みが約115dB低減できている。しかし、補正信号に含まれる3次以外の高調波歪みが低減後の出力に現れるため、SFDRは47.45 dBから62.96 dBまで約 15 dBの改善となった。 |
本文pdf |
PDF download
|