大会名称 |
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2016年 ソサイエティ大会 |
大会コ-ド |
2016S |
開催年 |
2016 |
発行日 |
2016-09-06 |
セッション番号 |
B-11 |
セッション名 |
コミュニケーションクオリティ |
講演日 |
2016/9/22 |
講演場所(会議室等) |
工学部 情報科学研究科棟 A33 |
講演番号 |
B-11-15 |
タイトル |
ネットワークにおけるウィルス拡散とカスケード故障の相互作用に関する一考察 |
著者名 |
○福本淳一, 三原正大, 津川 翔, 大崎博之, |
キーワード |
SEIRモデル, カスケード故障, ウィルス拡散 |
抄録 |
ネットワークにおけるエピデミックならびにカスケード故障のダイナミクスを理解することは、ネットワーク科学の分野における重要な研究課題である。ネットワークにおけるエピデミックとは、一部のノードに感染したウィルスが、ノード間のリンクを通じてネットワーク中で大規模に拡散する現象である。一方、カスケード故障とネットワークにおける一部のノードの故障が他のノードの負荷を増大させ、連鎖的なノードの故障を引き起す現象である。これまで、ネットワークにおけるエピデミックとカスケード故障はそれぞれ独立に研究されてきたが、本稿ではこれら 2 つの相互作用に着目する。ノードがウィルスに感染し正常な機能を停止することによって、カスケード故障が引き起こされる。一方で、カスケード故障によってネットワークから離脱したノードは、ウィルスを拡散させなくなる。そのため、ネットワークにおいて、ウィルス拡散はカスケード故障を誘発させ、カスケード故障はウィルス拡散を抑制するという相互作用が存在すると考えられる。本稿では、シミュレーションによりこれらの相互作用を分析する。 |
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