大会名称 |
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2016年 ソサイエティ大会 |
大会コ-ド |
2016S |
開催年 |
2016 |
発行日 |
2016-09-06 |
セッション番号 |
B-5B |
セッション名 |
無線通信システムB |
講演日 |
2016/9/23 |
講演場所(会議室等) |
工学部 C棟 C308 |
講演番号 |
B-5-118 |
タイトル |
QR分解付き確率伝播法を用いた中規模MIMO信号検出における計算量削減法 |
著者名 |
◎田邉将吾, 執行デイビッド 彬秀, 石橋功至, |
キーワード |
QR分解, 確率伝播法, 中規模MIMO, SUMIS法 |
抄録 |
MIMO(Multi-Input~Multi-Output)システムの復調法として,低計算量で良好な復調性能を持つ確率伝播(BP: Belief Propagation)法に基づく手法が注目されている.一般にBP法では,通信路行列から構成されるファクターグラフに対して周辺事後確率計算を行うため,小ループによる復調性能の劣化が問題となる.これに対してQR分解付きBP法では,小ループの影響を軽減することで,最尤推定法(MLD: Maximum Likelihood Detection)に漸近する復調性能を実現する.しかし,周辺事後確率の計算のためにMLDと同等の計算量を必要としてしまう.そこで,ファクターグラフを複数のサブグラフに分解し,部分周辺化計算を行うことで,計算量の低減を可能としたQR-SubGraph-BP(QR-SG-BP)法が提案されている.一方,PDA(Probabilistic Data Association)に基づき,部分周辺化計算を行う手法としてSUMIS法が提案されている.本稿では,相関値に基づき選択された送信信号集合に,部分周辺化計算を行うQR-Partial-Marginalization-BP(QR-PM-BP)法を提案し,MLDに漸近した性能を有しつつ,QR-SG-BP法に対して計算量が削減可能であることを計算機シミュレーションから明らかにする. |
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