大会名称 |
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2016年 総合大会 |
大会コ-ド |
2016G |
開催年 |
2016 |
発行日 |
2016/3/1 |
セッション番号 |
B-2 |
セッション名 |
宇宙・航行エレクトロニクス |
講演日 |
2016/3/15 |
講演場所(会議室等) |
センター1号館 4F 1401 |
講演番号 |
B-2-1 |
タイトル |
衛星「しずく」搭載高性能マイクロ波放射計AMSR2のためのアンテナパターン整合輝度温度データセット |
著者名 |
○前田 崇, |
キーワード |
マイクロ波放射計, AMSR2, フットプリント, 畳み込み, Backus-Gilbert法, 水循環変動観測 |
抄録 |
2012年5月に打ち上げられたリモートセンシング衛星「しずく」には 水循環の変動を観測する目的で高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)が搭載されている. AMSR2は地表と大気からの放射されるマイクロ波電力を輝度温度として, 複数の周波数(6.9, 7.3, 10.65, 18.7, 23.8, 36.5, 89 GHz),更に各々について複数偏波(垂直/水平)で観測する. この観測は単一の主反射鏡を複数の周波数の受信器で共有することで実現されるため, 同一時刻の観測に由来する観測値であっても,各周波数の観測領域・感度は大きく異なる. この観測領域・感度の違いを解消しないまま複数の周波数の輝度温度を使って 地球物理量を推定するためのアルゴリズムを開発しても,推定誤差を生む潜在的な要因が残る. この問題を解決するために,AMSR2 では観測したままの(観測領域・感度の違いが残ったままの)輝度温度プロダクトである「L1Bプロダクト」に対して, 周波数間の観測領域・感度の違いを補償した新しい輝度温度プロダクトとして「L1Rプロダクト」が定義された. 本稿では,「L1Rプロダクト」の実装の詳細を述べる. |
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