IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第36弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

情報通信ネットワークの温故知新

青山 友紀(東京大学名誉教授)

【開催日時】2023年4月25日(火)15:00~16:00

講演内容

 21世紀も20年が過ぎデジタル技術はAIやメタバースなどの活用により単なるデジタル化からDXの実現に向けて急速に進展している。講演者は2006年に行った東大での最終講義において「ディジタルを求めて37年」について語ったが、その後の展開も含めて講演する。

高村誠之編集理事からの紹介文

 青山友紀先生は、NTT研究所において情報通信システム・光ネットワーク・超高精細画像伝送などの研究開発に従事され、東京大学に転じられた後は情報ネットワークにおける先端領域の研 究を推進されました。その後慶應義塾大学および情報通信研究機構プログラムディレクタとして、新世代ネットワークを提唱されました。多くのフォーラム/コンソーシアムの会長/副会長を務められ、多数の賞を 受賞されています。本会ではフェロー・会長として発展に尽力され、名誉員でもいらっしゃいます。 今回のご講演では、青山先生の半世紀以上にわたるICT技術との歩みについてお話いただきます。永年にわたり情報通信研究のパイオニアとして一線を切り開いてこられ、また学会や委員会等で中心的役割を果たされてこられた青山先生の経験談は、将来の進路を考えている学生、自らのキャリアパスが気になる中堅研究者、企業や大学で後進指導にあたる管理的立場の方々いずれにとっても、興味深く示唆に富むものと思います。

講師略歴

青山友紀

青山 友紀

1969年東京大学大学院修士課程修了後日本電信電話公社(当時)に入社。電気通信研究所で通信ネットワーク、信号処理技術の研究開発に従事。1973年より1年間MIT Visiting Scientist。1995年NTT光ネットワーク研究所長就任、1997年東京大学工学系研究科教授に転職。2006年同大学名誉教授、慶應義塾大学教授に転職し、2017年退職。日本学術会議20期、21期会員。電子情報通信学会86代会長、名誉員、フェロー。IEEE Life Fellow。受賞多数。