企業イニシアティブ活動

企業イニシアティブ分科会一覧

ビジネスインキュベーション分科会

個別組織では解決できない課題を企業側から提示し、信学会内外から集まった参加者の英知を結集して、アイディアソンやコンテスト、ハッカソンやプロトタイピング、アイデアプール(知財権含む)を通じて、課題の深堀と解決策の創出を図る。技術にとどまらない社会価値について学会は論文や講演など学術成果発表の場を提供し、提案企業および参加企業は成果に応じて共同研究や産産・産学連携、国プロ提案など個別活動に移行し、社会価値向上に資する産業および学術上の成果の社会実装に向けたエコシステム構築に貢献する。

TOPICS

2024.02.21
『光コンピュータを使う会』を始めました。
多くの方に参加いただけるよう今後勉強会を開催予定です。メンバーになっていただくことで勉強会のご案内がとどきます。是非、ご参加ください。
『光コンピュータを使う会』 https://surf-on-lightwave.connpass.com

AIが相互運用される社会システム検討分科会

AIが社会の隅々に普及し、人間の多くの役目を担い、人類と共存する社会の到来が迫っています。AIは社会サービスから始まり、ドローン、車、ロボット、さらにはメタバース上の存在等、多様な形態を持つと考えられます。その世界では、人間社会が長年培ってきた、人間のコミュニケーションをより高次にAIが支援できる技術・規範・ルールが必要になります。例えば、通信保障、セキュリティ、相互交渉、倫理・法制度などのレイヤーで構成される新しいコミュニケーションスタックが必要になると考えています。これらが実現出来れば、個々の社会システムの運用を安全に行いつつ、人間社会をより高いレベルで支えるAI/人間共存社会を実現することもできます。本分科会では、この仕組みの構築に向けた課題抽出、解決方法について様々な分野の専門家の協力のもと検討し、「関連技術・知見の創造と共有」、「解決のためのエコシステムの組成」、「社会実装の推進(標準化を含む)」に取り組んでまいります。

カーボンニュートラルICT分科会

カーボンニュートラルは、従来の研専や本学会が所掌するICTの技術だけでは達成できるものではありません。そこで本分科会では、「クリーンエネルギー創出」「低消費電力化」「CO2吸収・固定」「サーキュラーエコノミー」「ビジネスエコシステム」など、情報通信システムにおける技術的な課題、ビジネス的な課題を解決するトータルでのソリューションの模索を目的として設立されました。本分科会のスコープは、企業が直接的に関係のある温室効果ガスの排出削減(Scope1,2)だけでなく、事業者の活動に間接的に関連する温室効果ガスの排出量削減(Scope3)をも実現することを狙い、他学会や学会員以外の企業、さらにはアカデミアを巻き込んで、その実現プランのとりまとめを行うことを目的としております。

ライフスタイルデザイン分科会

ライフスタイルデザイン分科会は、社会環境の変化に合わせた持続可能で多様なライフスタイルの探求を促進します。個々の生活環境の違いを考慮し、一律な解決策ではなく、生活者自身が関与し、ステークホルダーと共に新たなライフスタイルを共創するデザインプロセスに関わる人を支援することを目的にしています。本分科会では、未来のライフスタイルの実現に関わる人々のネットワーキングを通じて知見を交換し、社会実装における様々な課題に対応するツールや手法を共有する場や仕組みづくりを推進します.これにより、企業がイノベーションに挑戦する活動を支援します。

企業イニシアティブ分科会とは?

企業イニシアティブ分科会は、ICT 分野で活躍する企業に対して、業種を超えた DX、社会の仕組みの DX 等、社会課題の解決がビジネスの主戦場になっている現状を踏まえ、そのような企業の期待に応えるために、特定の専門領域の枠を超えた議論の場、機会を提供するものです。
 企業研究者のみならずアカデミアの研究者も含め、多くの研究者が集い自由な発想で、本会の定款第3条の目的にある「電子工学および情報通信に関する学問、技術の調査、研究および知識の交換を行い、もって学問、技術および関連事業の振興に寄与すること」を具現化することを目指します。

企業イニシアティブ分科会で扱うテーマ

(1)対象テーマ:次のいずれかに該当するテーマであること

①社会課題解決
電子情報通信分野に限定することなく、様々な分野の技術を適用する必要がある、また、1社では対応できないような社会課題の解決、実装を扱う

②標準化
新しい技術の標準化、認証、検証プラットフォームの整備を行う

③インキュベーション
電子情報通信分野に限定することなく、様々な分野の技術を適用した事業の創出や創業を支援

④その他
電子情報通信分野の発展に寄与するために、多くの学術団体、企業、アカデミアの協力必要とするもの

(2)テーマの基準:テーマは次の示すような観点を持つものとする。

① 実現性
②革新性、独創性
③影響力、波及力
④国際性
⑤その他のアピール事項

企業イニシアティブ分科会設立趣意書ガイドライン

設立趣意書は以下の内容を含むものとする。

① テーマ名
② 提案者(組織・団体名、代表提案者、連絡先)
③ アピールポイント(革新性、独創性、影響力、波及力、国際性等)
④ 委員名(委員長、幹事、専門委員)
  *委員(委員長、幹事、専門委員)には、当会の個人会員を 1 名以上含めること
 **委員名は氏名に加え、所属組織・団体名、会員番号(個人会員の場合)を記入のこと
⑤ 活動計画(期間、進め方、活動のポイント、連携する学会・企業・アカデミア等)
⑥ アウトプット
⑦ 予算計画
⑧ 学会への要望(分科会へ加えたい企業、団体、アカデミア等)
⑨ 知的財産権
原則、分科会活動で獲得した財産は提案者の所属する組織・団体が保有するものとするが、具体的な希望条件があれば記入


設立趣意書は、PowerPointで作成の上、PDFファイルに変換したものをメール(service)でお送り下さい。
設立趣意書

委員長の言葉

企業イニシアティブ活動を進めています

2023年6月12日
一般社団法人電子情報通信学会
企業イニシアティブ委員会委員長 浅井 光太郎

 企業イニシアティブ委員会が中心となり、「企業イニシアティブ活動」を進めています。本活動では、企業の課題認識や企業が目指す社会価値を起点として、業種や分野を超え、多様な技術専門性を持つ研究者や異なる企業が連携して、横断的な研究活動を行います。当委員会にご提案いただく産業の価値向上につながるテーマを基に、分科会を立ち上げます。各分科会にアカデミア、他企業にご参加いただき、新たな価値創出、産官学連携の場として活用し、新たなビジネスチャンスの創造を目指します。現在、「カーボンニュートラルICT」「AIが相互運用される社会システム検討」「ビジネスインキュベーション」の3つの分科会が活動しており、本ページの分科会一覧のリンクから状況をご覧いただけます。是非とも本活動への積極的なご参加、本活動のご活用をよろしくお願いいたします。

企業イニシアティブ委員会体制

役 職 氏 名
1 委員長 浅井光太郎 副会長(学会運営・組織強化担当)
2 副委員長 中村 元 副会長(学会運営・組織強化担当)
3 幹事 寺田 純 NTT
4 委員 眞田 幸俊 副会長(学術強化担当)
5 委員 井上 真杉 会計理事
6 委員 岡 宗一 総務理事
7 委員 伊達木 隆 調査理事
8 委員 太田 賢 企画理事
9 委員 川添 雄彦 NTT
10 委員 西原 基夫 NEC
11 委員 水落 隆司 三菱電機
12 委員 中村 武宏 NTTドコモ

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