IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第22弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

ポストコロナとVR

廣瀬 通孝(東京大学名誉教授)

【開催日時】2022年2月3日(木)15:00~16:30

講演内容

 コロナ禍は、われわれの社会を大きく変えることになるだろうし、技術もまた例外ではない。とりわけサイバー系の技術は今後の社会のあり方と関係が深く、大きな進化淘汰圧が加わるものと予想される。
 本講演では、コロナを経て大きくその姿を変えつつあるVR技術について、最近の状況を紹介する。とくにオーバーブラウザ型VRや、ノーモーションVRなどの新しいVR技術の動向について述べるとともに、再び勃興しつつあるメタバースやデジタルツインなど、基盤化するVR技術の今についても触れたいと思う。

間瀬健二 HCG運営委員長からの紹介文

今回のPioneers Webinar講演を、バーチャルリアリティ(VR)研究の先駆者である廣瀬通孝先生にお願いしました。先生は、複合現実感・ウェアラブルコンピュータの研究、ユビキタス・コンテンツの研究を始めとして、いつも、ワクワク・ドキドキする新しい実世界指向のVRインタフェースのコンセプトを発表してこられました。今回も、そのやわらかくてウィットに富んだ語り口で、ポストコロナ時代の新しいVRについて、お話しいただけると思います。近未来のデジタルツインの冒険に一緒にワープしましょう。

講師略歴

廣瀬 通孝

廣瀬 通孝

 東京大学名誉教授、東京大学先端科学技術研究センター サービスVRプロジェクトリーダー
東京大学大学院情報理工学系研究科教授、バーチャルリアリティ教育研究センター機構長などを歴任。専門はシステム工学、ヒューマン・インタフェース、バーチャル・リアリティ。主な著書に「バーチャル・リアリティ」(産業図書)など。