IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第34弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

移動通信システムの現在、過去、未来

尾上 誠蔵(ITU 電気通信標準化局長)

【開催日時】2023年2月22日(水)14:00~15:00

講演内容

 1980年直前に商用導入されたセルラーシステムは、自動車電話から携帯電話に発展し、アナログの第1世代から40年に亘って世代が進化してきた。2020年を待たずに第5世代「5G」が登場し、その利用形態も拡大している。世代進化の過去を振り返り、技術の変遷、標準化、業界動向を解説し、さらに将来の世代進化を考察する。

太田賢企画理事からの紹介文

 尾上様は、日本電信電話公社(現NTT)入社後、一貫して移動通信の技術開発に携われました。第1世代アナログセルラーにはじまり、第2世代PDC、第3世代W-CDMA/HSPA、第4世代LT/LTE-Advanced、そして第5世代5Gに至るまで、移動通信システムに関する技術と標準化の両面で世界的に中心の役割を果たされてきました。本会でも通信ソサイエティ副会長、通信ソサイエティ国際委員会委員長を歴任されております。「LTEの父」とも呼ばれ、ITU電気通信標準化局長に就任された尾上様より、Beyond 5G/6G時代に向けた国際標準化のビジョンを含め、移動通信システムの現在、過去、未来をお話いただきます。電子情報通信分野の研究開発に携わる多くの皆様にぜひご聴講いただければと思います。

講師略歴

尾上 誠蔵

尾上 誠蔵

1982年京大・工・修士課程了。日本電信電話公社(現NTT)入社。以来、第1世代から第5世代(5G)に至る全世代の移動通信の研究開発に従事。1992年NTTドコモ設立に伴い転籍、2012年〜2017年 取締役常務執行役員・CTO。2015年~2021年 ドコモ・テクノロジ代表取締役社長。2021年NTT EVP and Chief Standardization Strategy Officer、 NTTドコモ フェロー。2023年より国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化局長就任。