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各支部学生の感想
北海道支部

>>学会発表を通じて

 私は現在、北見工業大学大学院においてマイクロ波を用いた原子力発電用媒質の脱硝に関するシミュレーション研究を行っています。
 学会発表の経験が少なかった頃は発表会予稿やスライド作成に非常に苦労し、質問を頂いても明確に回答ができなかったと思います。しかし、その反省を次の発表に生かすことで自身の研究が確かなものになっていると感じています。昨年の7月には北見工業大学において電子情報通信学会5研究会合同による光・電波ワークショップが開催され、発表の機会を頂きました。当日は緊張して思うようにいかず悔いが残りました。しかし、発表後に多くの方に声をかけて頂き、他分野の方にも興味を持ってもらえたことが非常にうれしく、今後の研究への意欲が高まりました。また、いつも以上に視野を広げる貴重な機会だったと思います。
 私にとって学会は日頃の研究成果を発表するだけではなく、他の研究者の方々の意見や発表を聞ける貴重な場となっています。意見や質疑を頂くことで自身の研究を他方から見つめ直したり、他の研究者の方々の発表を通して知識を得たり、同年代の学生の発表を聞くことで刺激となる等、多くのことを学び、経験することで自分自身を高めることが出来ていると実感しています。
 最後になりましたが、日頃の御指導及び学会発表の機会を与えて下さった先生方、電子情報通信学会の方々に深く御礼申し上げます。

中島 裕貴

北見工業大学大学院工学研究科電気電子工学専攻
東北支部

>>学会発表を通じて得たもの

 私は修士1年のときに初めて本会の会員として八戸工業大学で開催された東北支部連合大会に参加させて頂きました。大きな発表の場での経験がないのに加え、あがり症なため先輩や先生に経験談やアドバイスを教わりながら、原稿を作成し、事前に何度も発表練習を繰り返し、緊張を抑え臨みました。しかし初の発表本番では何が何やら分からないままに終わったという感じでした。質疑応答でも伝えたいことの半分も言えませんでしたが、他大学や企業の方々からコメントを頂いたことは、その後の研究や学会発表での大きなモチベーションとなりました。
 学会は自分が発表するだけでなく、他大学や企業の方々の発表が聞けることや、交流ができる貴重な場です。普段、研究室のグループとしか交流がない私にとっては発表の仕方や、スライドの見せ方などのプレゼンテーションのスキルアップにつながりよい刺激となっています。また、学生同士の出会いもあり、お互いの研究について議論することで、更にモチベーションの向上になります。このような経験ができるのは、学会ならではの経験だと思います。今後ともこの貴重な場に参加できるよう研究に励み、更に多くのことを吸収していこうと思います。

最後に、指導教員の先生方、電子情報通信学会の関係者の方々に対し、この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。

田口 卓弥

秋田県立大学大学院システム科学技術研究科電子情報システム学専攻
東京支部

>>学生会活動を通じて

 東京支部学生会は,関東の大学及び高専の学生で構成された組織です.活動は,見学会・講演会・学生会報・研究発表会・Student Community of IEICEと多岐にわたり,事業グループごとに学生が主体となって企画・運営を行っています.
 私は,昨年度は,研究発表会の運営に携わり,今年度は幹事団を務めております.先の東日本大震災により,昨年度の研究発表会は会場発表中止となってしまいましたが,参加者は論文執筆などを通じてよい経験が出来たのではないかと思います.運営面では,本会関係者の方々,顧問の先生の方々に協力を頂き,学生主体で企画・運営を行いました.また,幹事団では,東京支部学生会の役員会議を円滑に行うための補助,議事録の作成や会計処理などを担当しております.これらの経験から組織の運営や企画に必要な要素を学ぶことができました.
 このように,学生会の運営には,各大学間の連携が必要です.そのため,自然と大学の垣根を越えた交流を深めるよい機会となりました.また,学生が組織を運営するといった,またとない貴重な経験を得ることができました.
 最後になりましたが,このような機会を与えて下さった指導教員の先生方,電子情報通信学会の関係者の方々,並びに学生会役員の方々に対しまして,この場を借りて御礼申し上げます.

建部 達弥

日本大学大学院理工学研究科電子工学専攻
信越支部

>>学会発表を通じて

 私は現在、長岡技術科学大学において半導体デバイス作製のための新規CVDプロセスの開発を目指して研究を行っております。
 私が初めて学会発表の機会を得たのは、平成22年度の電子情報通信学会信越支部大会でした。予稿や、発表資料・原稿の作成など初めてのことばかりで、研究室の先輩や指導教員の先生に何度もご指導を頂き、発表の場に立つことができました。それでも、発表中はとても緊張して何も考えられなかったことを今でも覚えています。この発表を通して、限られた時間の中で自身の研究成果を他者に分かりやすく説明することの難しさを実感することができ、とても良い経験になったと思います。また、学会には自分とは異なる専門分野の方も多く出席しておられ、そのような方々から質問や意見を頂き、研究室内の議論だけでは気づくことができない新たな知見を得ることができました。更に、他の研究者の発表を目の前で聞くことで、普段は触れることのないような異分野の最新技術に出会える機会でもあります。学会発表という場は、単に自身の研究成果を発信するだけではなく、他の方から大きな刺激を受けて自身を大きく成長させる良い機会であると感じています。これらの経験を生かして、今後の研究活動をより有意義なものにできるよう頑張りたいと思います。
 最後になりましたが、このような貴重な学会発表の機会を与えて下さった先生方、電子情報通信学会の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。

里本 宗一

長岡技術科学大学工学研究科電気電子情報工学専攻
東海支部

>>学会発表を通じて

 私はミックストシグナルLSIに おける基板雑音の低減に関する研究を行っています。初めての発表は、学部4年のときに東海支部の卒業研究発表会でした。ポスター発表をすることは初めて でしたが、他大学の周りの方も初めてで緊張されている方が多く、それが分かると逆に落ち着いて積極的に発表することができ ました。学会はこれまでの自分の研究成果を他の人に発表する機会ですが、それと同時に今までの自分の研究を見つめ直す良い機会であり、更に諸先生方から多くの意見を頂ける場であります。研究過 程に節目を作ることで,今後の方針を見つけ出すことができると思います。
 また、他の発表者の研究発表を聞くことは、自分の視野を広めることができます。研究内容について質問しにいくことや 懇 親会に参加することなどは、普段接する機会の少ない他大学 との交流を深めることができます。最後になりましたが、私にこのような機会を与えて下さった指導教官の先生方、電子情報通信学会関連の皆様、研究室の皆様に深く御礼申し上げます。

松岡 那樹

豊橋技術科学大学大学院工学研究科電気・電子情報工学専攻
北陸支部

>>学会発表というチャンス

 私は周波数変換を利用したアフィン不変な図形認識法について研究を行っており、学部4年次に参加させて頂いた学生による研究発表会をはじめに、学生員として学会に参加させて頂きました。
 初めて発表を行ったときは、自分の研究内容にばかり意識があったためか、奇麗にまとまっていない理論で内容があふれてしまい発表も時間内にうまく収められず、聴講して下さった方にもうまく説明できず悔しい思いをしました。 その後先生方の指導によって客観的な視点での発表構成の組立て方を学び改善を続けることで、後の発表の際には原稿作成段階で自分の研究の考察の不足した箇所が見つかったり、発表時により有益な御意見を頂くことができるようになるなど、学会発表が研究の進展に大きな助けとなるようになりました。また他の研究成果の聴講を通し幅広い知見を得て、研究意欲を高めることもできました。
 準備から発表本番まで苦労も多いですが、学会発表は悩んで考え抜けば抜くほど、それに見合ったものが返ってくるチャンスだと感じています。その機会を迎える方は、精一杯試行錯誤することでこのチャンスを生してほしいと思います。
 最後にこの場をお借りして、私にこのような機会を与えて下さった指導教官の先生方、電子情報通信学会の皆様、研究室の皆様に深く御礼申し上げます。

中 秀公

富山県立大学大学院工学研究科情報システム工学専攻
関西支部

>>学生会活動を通して

 私は2010年度から関西支部の学生会活動に携わり、2011年度には学生会幹事長に就任し、本学生会の更なる発展のためにまい進してまいりました。関西支部学生会では、学生の研究活動と今後のキャリア形成を支援することを目的とし「企業への見学会・講演会」、「若手企業技術者講演会」、「研究発表講演会」を企画・運営してまいりました。企業見学会では朝日放送株式会社とNTTコミュニケーション科学基礎研究所を訪問し、電子情報通信分野と密接に関係する最先端技術が随所に応用されていることを知り、大学で従事している研究が、いつかは社会に貢献できると実感しました。また若手企業技術者講演会では、学生が親近感を抱く若手技術者の講演を聞き、最新技術を学ぶとともに技術者になるための今後の学生生活について深く考えるよい機会となりました。そして研究発表講演会では、対外発表経験の浅い4年生が自身の研究内容について多くの研究者や学生と徹底的に議論し、高い発表能力を獲得することを目指して企画してまいりました。
 これらの活動を通して、私たち学生幹事は同じ目標に向かって企画を遂行し、達成する喜びを実感することができました。末筆ではありますが、本学生会活動に御支援御協力頂きました関西支部役員の皆様、学生会顧問の先生方、関西電気関係学会事務センター、学生会幹事の皆様に厚く御礼申し上げます。

福森 隆寛

立命館大学大学院理工学研究科情報理工学専攻
中国支部

>>「これまで」と「これから」

 現在,中国支部の学生会活動として中国地方の小中高,高専,専門学校そして大学の学生や生徒を対象とした「学生ケータイあわ〜ど」を運営させて頂いています.この企画の内容としてはタイトルのとおり,携帯電話や,今爆発的に普及しているスマートフォンに関する新しいアイデア,作品を募集して審査・表彰といったことを行っております.
 私は今年度からこの企画を副幹事として担当しており,来年度は企画全体のとりまとめを担当する予定です.これまでこのような大きな企画の運営を行ったことはなく,また昨年からの参加ということもあり他の学生員の方や,サポートして下さっている顧問の先生方には大変御迷惑をかけたかと思われますが,少しでもこの企画が良いものになるためにたくさんの方からアドバイスを頂きながら運営を行いました.来年度は企画全体のとりまとめ役という非常に重要で責任重大な役職であり,プレッシャーと不安を感じておりますが,昨年の運営を通して学んだことをいかし,今年の「学生ケータイあわ〜ど」が更に良いものになるように頑張っていきたいと思います.
 最後になりましたが,この企画を通して様々な人たちと交流ができ,自分にとってとても良い体験ができたと思います.このような貴重な体験をさせて頂いた学生会及び顧問の先生方,事務局の皆様に厚く御礼申し上げます.

大森 睦己

広島大学大学院先端物質科学研究科半導体集積工学専攻
四国支部

>>学生員からの感想

 私は,LSIの故障解析技術に関する研究に携わっています.故障LSIの故障箇所を特定する診断手法を研究テーマとしてソフトウェアの開発に取り組んでいます.学会活動として,研究成果を研究会で発表しました.今年度は,電気関連学会四国支部連合大会(SJCIEE 2011年9月,徳島)や,信頼性研究会(R 2011年5月,高知)で発表しました.また,2011年11月に開催されるLSIテスティングシンポジウム(LTS 2011年11月,大阪)に参加してショートセッションで発表しました.
 私が,初めて学会に参加したのは学部4年のとき,愛媛で開催されたSJCIEEでの発表です.初めての学会発表で戸惑い、うまく話すことができなかった記憶があります.今では,自分の考えをスムーズに話すことができるようになり,学会での発表を自身の研究を深める場として活動しています.今後も,学会活動に取り組んでいきたいと思います.

岸 和敬

高知工科大学大学院工学研究科基盤工学専攻
九州支部

>>学生会講演会を終えて

 佐賀大学において開催された第19回電子情報通信学会九州支部学生会講演会を担当する機会を頂戴し,当日の会場運営をさせて頂きました.私以外にも,佐賀大学Student Branchの会員を含む佐賀大学の学生が会場運営に携わりました.今回の運営は,私たちにとって初めての経験であることもあり,九州支部の方や昨年担当された大学の方などと意思疎通がうまくできず,参加者や関係者の方々に御迷惑をおかけするなど反省すべき点もありましたが,学生会の会場を運営するという得難く,有意義な経験ができました.また,学生会講演会という一般的な学会よりも参加しやすい環境や雰囲気の中,各大学で研究されているテーマについて発表や聴講,更には他大学の方と交流することができ,参加した学生も有意義な時間を過ごせたのではないかと思います.私自身,講演会に参加された他大学の学生の方々と,各大学での研究や活動内容について話す機会があり,刺激を受けることができました.こういった他大学の学生と交流を深める機会は学生会講演会ならではで,有意義な体験をすることができたと思っております.最後になりましたが,運営にあたり御助言,御協力頂きました学生会顧問の先生方,九州支部の方々と御助力頂きました方々,また,講演会に御参加頂きましたすべての方々にこの場をお借りして深く御礼申し上げます.

和田 侑也

佐賀大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻
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